迷走するアーティフィシャル インテリジェンス

写真を絵のようにしたい。アニメの背景みたいなテイストが欲しい。
一から全部描くとなるととっても大変。デジタルツールを使ってなんとか効率よく仕上げていきたい。

窓からの景色画像をフォトショップでいじってみる。まずは色調補正でHDRフィルター、ディテールを飛ばしつつ色味を調整し、複製したレイヤーでフィルターギャラリーのカットアウトやドライブラシをかけたものを重ねて探ります。
↓元画像はこれ。


取り急ぎ、あれこれいじってみてこんな感じ。


↓クリップスタジオだとフィルター/効果/イラスト調 を基準に、また細かいところを調整。


いまいちだけど、こんな感じでしょうか。

散々フィルターかけたり調整したりの多重レイヤーになってしまいました。
空は手描きのものを置いてあげると、アニメっぽさは出る。あとは影に色味を足したり、謎のキラキラオーブを吹く風にまぶしたりすると良いよとネットで絵師さん解説がしてた。


手描きはいい感じに色や細部の省略ができて、目に慣れたテイスト、ルックを構築できますね。

結論、機械だけではアニメーションの背景、ジブリや新海誠的なモノには程遠い。

で、
この休暇中にマイブームなAI使ってみたらどうだろうか?と、トライしてみました。
前述の画像生成AI、Stable Diffusionを使います。

先程の実写画像を取り込んで、よろしくお願いします。


どーん


違う違う、そうじゃないの。そもそも建物のレイアウトとか違うしなんだよそのスライダー式歩道は。パースが変なのは良くある計算結果だけども程がありますよ。アニメ、ね。アニメ風の背景でお願いします。


ちが…、アニメ絵風、では無いですよ?


…うー、カッコよろしなー。って、富裕層の住むビルの屋上になっちゃった。
違うんだけどなー。

プロンプトを加えたり、設定などいじりましたが、とっても難航。

シンプルにアニメ風!って呪文をメインにしてみました。
すると





うん。もう、この際、これで。





やっぱりプロンプトで指示する文章のハードルが高くて、使いこなせません。
現時点では、全部描いてもらおうという魂胆は叶わず。
コツコツとやれ、ということでしょうか。

もちろん、ある程度フォトショなりクリスタなりのデジタルツールで作ったものをベースに、ペイントツールでタッチを入れて調整するのが今のところベターな選択なんでしょう。
世のアニメ会社などが実写を背景画風に加工するアプリケーションを開発していますが、個人的な感想としてはフォトショップの延長上?な仕上がり具合かも。

やがて特化したデジタルアプリで、画像をサクッと3Dデータ化してライティング、厚塗り風のテクスチャをボタンひとつでマッピング。画角はぐるぐるいろんなところから見てもアニメの背景風!!なんてのがリリースされないだろうか…。
それか、蛇腹の腕で筆をふるうお絵かきロボットがベレー帽かぶって机に座ってる感じ。



取り急ぎ現時点(2023年5月)は、パーフェクトな魔法の呪文(プロンプト)を見出すAI使いが現れることを祈るばかりです。アタシは、ハナから描いてしまえの面倒くさがりです。

それはそれとして可愛いビルができたので掲載

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